[情報]ガラパゴスの外来種-2
2007年12月10日
[情報] ガラパゴスの外来種-2
(ダーウィン財団のHPより)
■ 外来植物
外来植物は、ガラパゴス本来の植物相に深刻な被害をもたらしていま
す。特に侵略的な種は、原生種と光・水・栄養素を奪い合います。これ
らの種は諸島の動物相や、居住区の農業にまでネガティブな影響を与え
ます。現在ガラパゴスには748種の外来植物が確認されており、
そのうちの40種余りが生態系に害を与えているとされています。
外来植物の90%は、果実や野菜、穀物等の食用、材木用、薬
用、観賞用などに、人間が意図的に持ち込んだものです。またそれらに
は、葉や土にくっついて、カミアリ(fire ant)やカイガラムシ
(scale insect)など外来の無脊椎動物も一緒に入ってきます。
これらの外来植物に対しては、完全な駆除あるのみです(それが可能
なら)。CDFの研究者達は、どのような方法がより効果的な方法
なのかを研究しています。最も望ましい方法は、効果的で、効き目が速
く、安くすみ、原生種への影響が最小限の方法です。
CDFでは、外来種の危険性を島民に理解してもらうプログラム
も進めています。このプログラムでは、観賞用の外来植物をガラパゴス
の原生種・固有種に置き換える活動もしています。また、新たな外来種
の侵入を防止するための検疫システムの強化も、ガラパゴスの生物多様
性を維持するためには非常に重要です。
(続く)
Posted by ジョージ・フィンチ at 23:50│Comments(0)
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