< 2024年05月 >
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 15人

【最新ニュース】ピンクイグアナ(CDFリリース)

2009年01月07日

新年明けましておめでとうございます。
昨年中に頂きました皆さまからの多大なご支援に、
心から感謝申し上げますと共に、本年もどうぞよろ
しくお願い申し上げます。
さて新年早々、おめでたい話題です。


【最新ニュース】ピンクイグアナ(チャールズ・
ダーウィン財団(CDF)リリース)

2009年1月6日 チャールズ・ダーウィン財団

●ウォルフ火山のピンクイグアナは新種であると同定

数年にわたる遺伝子解析を経て、ガラパゴス国立公
園局(PNG)とCDFの協力を得たローマ・トル=ベルガータ
大学の研究により、イサベラ島のウォルフ火山で発
見されたピンクイグアナが、これまで知られている
種とは異なる新種であることが分かりました。

1986年、同火山山頂への野外調査で、GNPとCDFのス
タッフが5頭のピンク色に黒い斑点のあるイグアナ
を観察しました。当初は、何かによる染みや汚れが
リクイグアナに付いたものと考えられていました。

その後数頭を捕獲し、形態的データを採取し、この
「汚れ」がリクイグアナが自然環境や栄養状態に適
応した結果であるかどうかを調べました。2001年には
36頭の血液サンプルの解析が始められ、この度、トル
=ベルガータ大学の研究者とGNPの職員は、これが新
種であると確認しました。

「ピンクイグアナ」と名付けられたこのイグアナ
は、リクイグアナで、これまで知られている種とは
遺伝的にも形態的にも異なります。今後この新種の
個体数を調査し、的確な保全のためにどのような対
策が必要かを調べるため、研究を広げる必要があり
ます。ただ、そのための資金はまだ目処が立ってい
ません。

今回発見された新種は、諸島で一番高い火山、ウォ
ルフ火山にのみ生息しています。リクイグアナはこ
れまで2種知られていますが(ガラパゴスリクイグ
アナ・サンタフェリクイグアナ)、遺伝的にはこれ
ら2種の相違よりも、これら2種と新種の相違の方が
大きいことが分かりました。この新種の地理的分
布、個体群の大きさ、生態、食物、繁殖行動などに
ついては、まだ分かっていません。若い個体が見つ
かっていないことから、今後の研究結果によって
は、絶滅回避のための保全プログラムを確立する必
要があるでしょう。

[事務局TO]

発表された論文
PNAS:An overlooked pink species of land iguana in the Galápagos
http://www.pnas.org/content/early/2009/01/05/0806339106

こちらには写真が載っています。
http://www.excite.co.jp/News/society/20090106/
Kyodo_OT_CO2009010601000175.html


同じカテゴリー(最新ニュース)の記事

Posted by ジョージ・フィンチ at 11:15│Comments(0)最新ニュース
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。