【最新ニュース】ピンクイグアナ(CDFリリース)
2009年01月07日
新年明けましておめでとうございます。
昨年中に頂きました皆さまからの多大なご支援に、
心から感謝申し上げますと共に、本年もどうぞよろ
しくお願い申し上げます。
さて新年早々、おめでたい話題です。
【最新ニュース】ピンクイグアナ(チャールズ・
ダーウィン財団(CDF)リリース)
2009年1月6日 チャールズ・ダーウィン財団
●ウォルフ火山のピンクイグアナは新種であると同定
数年にわたる遺伝子解析を経て、ガラパゴス国立公
園局(PNG)とCDFの協力を得たローマ・トル=ベルガータ
大学の研究により、イサベラ島のウォルフ火山で発
見されたピンクイグアナが、これまで知られている
種とは異なる新種であることが分かりました。
1986年、同火山山頂への野外調査で、GNPとCDFのス
タッフが5頭のピンク色に黒い斑点のあるイグアナ
を観察しました。当初は、何かによる染みや汚れが
リクイグアナに付いたものと考えられていました。
その後数頭を捕獲し、形態的データを採取し、この
「汚れ」がリクイグアナが自然環境や栄養状態に適
応した結果であるかどうかを調べました。2001年には
36頭の血液サンプルの解析が始められ、この度、トル
=ベルガータ大学の研究者とGNPの職員は、これが新
種であると確認しました。
「ピンクイグアナ」と名付けられたこのイグアナ
は、リクイグアナで、これまで知られている種とは
遺伝的にも形態的にも異なります。今後この新種の
個体数を調査し、的確な保全のためにどのような対
策が必要かを調べるため、研究を広げる必要があり
ます。ただ、そのための資金はまだ目処が立ってい
ません。
今回発見された新種は、諸島で一番高い火山、ウォ
ルフ火山にのみ生息しています。リクイグアナはこ
れまで2種知られていますが(ガラパゴスリクイグ
アナ・サンタフェリクイグアナ)、遺伝的にはこれ
ら2種の相違よりも、これら2種と新種の相違の方が
大きいことが分かりました。この新種の地理的分
布、個体群の大きさ、生態、食物、繁殖行動などに
ついては、まだ分かっていません。若い個体が見つ
かっていないことから、今後の研究結果によって
は、絶滅回避のための保全プログラムを確立する必
要があるでしょう。
[事務局TO]
発表された論文
PNAS:An overlooked pink species of land iguana in the Galápagos
http://www.pnas.org/content/early/2009/01/05/0806339106
こちらには写真が載っています。
http://www.excite.co.jp/News/society/20090106/
Kyodo_OT_CO2009010601000175.html
昨年中に頂きました皆さまからの多大なご支援に、
心から感謝申し上げますと共に、本年もどうぞよろ
しくお願い申し上げます。
さて新年早々、おめでたい話題です。
【最新ニュース】ピンクイグアナ(チャールズ・
ダーウィン財団(CDF)リリース)
2009年1月6日 チャールズ・ダーウィン財団
●ウォルフ火山のピンクイグアナは新種であると同定
数年にわたる遺伝子解析を経て、ガラパゴス国立公
園局(PNG)とCDFの協力を得たローマ・トル=ベルガータ
大学の研究により、イサベラ島のウォルフ火山で発
見されたピンクイグアナが、これまで知られている
種とは異なる新種であることが分かりました。
1986年、同火山山頂への野外調査で、GNPとCDFのス
タッフが5頭のピンク色に黒い斑点のあるイグアナ
を観察しました。当初は、何かによる染みや汚れが
リクイグアナに付いたものと考えられていました。
その後数頭を捕獲し、形態的データを採取し、この
「汚れ」がリクイグアナが自然環境や栄養状態に適
応した結果であるかどうかを調べました。2001年には
36頭の血液サンプルの解析が始められ、この度、トル
=ベルガータ大学の研究者とGNPの職員は、これが新
種であると確認しました。
「ピンクイグアナ」と名付けられたこのイグアナ
は、リクイグアナで、これまで知られている種とは
遺伝的にも形態的にも異なります。今後この新種の
個体数を調査し、的確な保全のためにどのような対
策が必要かを調べるため、研究を広げる必要があり
ます。ただ、そのための資金はまだ目処が立ってい
ません。
今回発見された新種は、諸島で一番高い火山、ウォ
ルフ火山にのみ生息しています。リクイグアナはこ
れまで2種知られていますが(ガラパゴスリクイグ
アナ・サンタフェリクイグアナ)、遺伝的にはこれ
ら2種の相違よりも、これら2種と新種の相違の方が
大きいことが分かりました。この新種の地理的分
布、個体群の大きさ、生態、食物、繁殖行動などに
ついては、まだ分かっていません。若い個体が見つ
かっていないことから、今後の研究結果によって
は、絶滅回避のための保全プログラムを確立する必
要があるでしょう。
[事務局TO]
発表された論文
PNAS:An overlooked pink species of land iguana in the Galápagos
http://www.pnas.org/content/early/2009/01/05/0806339106
こちらには写真が載っています。
http://www.excite.co.jp/News/society/20090106/
Kyodo_OT_CO2009010601000175.html
Posted by ジョージ・フィンチ at 11:15│Comments(0)
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