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【最新ニュース】ジョージの卵、全て孵化せず

2009年01月25日

【最新ニュース】ジョージの卵、全て孵化せず

ピンタ島ゾウガメ最後の生き残りロンサムジョージの子孫となるかもし
れない卵。
昨年7月〜9月にかけて3度の産卵で16個の卵が確認されたもののう
ち、3度目の4つの卵も、孵化に失敗したことが分かりました。残念な
がら全ての卵が孵化しなかったことになります。

先週水曜日にガラパゴス国立公園局の職員が、孵卵器の中で腐敗した卵
を確認したということです。卵は、1度目と2度目の産卵の卵同様、受
精に失敗しているようで、発生段階になかったということです。

参考サイト(西語)
http://www.elcomercio.com/noticiaEC.asp?id_noticia=252214&id_seccion=8

今年も産卵シーズンは7月から始まるため、研究者達は次の可能性に期
待しているということですが、一緒に檻に入れられているイサベラ島
ウォルフ火山亜種(甲羅の形がジョージの亜種に似ている)のメスガメ
との交配の他に、最近遺伝的に近縁であると判明したエスパニョラ島亜
種との交配も視野に入れているものと思われます。


また、昨年末には研究者らが、ウォルフ火山へゾウガメの生態調査に行
き、1663頭のゾウガメの血液サンプルを採取しています。
参考サイト(西語)
http://www.ecuadorinmediato.com/noticias/94112

ウォルフ火山のゾウガメ群からは、これまでジョージと同じピンタ島亜
種の遺伝子を半分持つ個体や既に絶滅したとされる別の島の亜種の遺伝
子を持つ個体などが見つかっています。
(16世紀頃から始まった捕鯨船や海賊の船員たちによるゾウガメ捕獲
の際、この火山周辺がゾウガメの集積場のような場所となっていたた
め、この火山には、この火山の亜種以外のゾウガメも生息していると考
えられています。)

今回の調査では、ジョージの亜種と形態的によく似た個体が2頭見つ
かったということですが、遺伝子の解析はこれからで、結果は4月頃に
判明するということです。

ピンタ島亜種の絶滅回避、完全に希望がなくなったわけではありませ
ん。過去人間が奪ってしまったジョージの仲間を、今多くの人が懸命に
取り戻そうとしています。
[事務局TO]


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Posted by ジョージ・フィンチ at 09:26│Comments(0)最新ニュース
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