【最新ニュース】フェルナンディナ島火山噴火
2009年04月12日
(写真:ガラパゴス国立公園プレスリリースより(c)PNG)
【最新ニュース】フェルナンディナ島火山噴火
諸島最西端にあるフェルナンディナ島のクンブレ火山が、4月
11日午前、噴火しました。
ガラパゴス国立公園からの第一報です。
現在確認されたところによると、溶岩はフェルナンディナ島の南西、
Hammond岬方向に流れ、海に到達するもようということです。
フェルナンディナ島には人間は住んでおらず、観光も、北東のプンタ・
エスピノサという地点だけで、人間活動への影響は最小ということです。
動物では、陸上ではリクイグアナ、海洋ではアシカなどに影響が出る可
能性がありますが、まだ確認はされていません。
フェルナンディナ島は諸島で最も西にある島で、海底火山の噴火によっ
てできた諸島の中でも、最も新しくできた島の一つです。火山活動も活
発で、最近では2005年に大きな噴火があり、2007年にも、
クレーターの中で小さな噴火による地滑りが起きています。
またフェルナンディナ島は、これまで確認された外来種がなく、諸島の
中で最も保存された厳正保護区の一つとなっています。生物では、ガラ
パゴスペンギンやガラパゴスコバネウ、アシカやウミイグアナなど、海
洋生物の宝庫となっているほか、陸上でもリクイグアナやアオアシカツ
オドリ、グンカンドリなど、固有生物が多数繁殖・生息しています。
[JAGA事務局TO]
Posted by ジョージ・フィンチ at 08:45│Comments(0)
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