【最新ニュース】イサベラ島のミズナギドリ、営巣
2009年08月12日
【最新ニュース】イサベラ島で初めてミズナギドリの営巣を確認
少し前のニュースになりますが、7月21日、ガラパゴス国
立公園からのプレスリリースです。
イサベラ島の公園職員が、これまで同島で確認されたことのなかった固
有種ガラパゴス(ハワイ)シロハラミズナギドリの巣を発見した、と発
表しました。
地元の農家より、同島高地の農業区域でミズナギドリを見たとの情報が
寄せられ、公園職員が同区域を調査したところ、空を飛び交う十数羽の
ミズナギドリと、巣、そして巣の中に卵を確認したということです。
国立公園では、この新しいコロニーのモニタリング調査を開始し、今後
の保全対策に備えるとのことです。
ガラパゴスシロハラミズナギドリは、諸島の海鳥の6固有種のうちの1
種で、サンタクルス島、サンチャゴ島、サンクリストバル島、フロレア
ナ島の高地の深い森にある穴などに営巣することが分かっていました
が、イサベラ島で確認されたのは、これが初めてです。
ミズナギドリは、IUCNにより絶滅の恐れのある種として登録され
ていますが、昨今の公園局の営巣地保全により、生息数が戻っていると
いうことです。
*1999年〜2000年にかけての日本経団連自然保護基金の支
援により、サンタクルス島メディアルナのミコニア林が保全され、ミズ
ナギドリが営巣に戻ってきた、という過去もあります。
プレスリリース詳細(英語)はこちら
http://www.galapagos.org/2008/index.php?id=211
[事務局TO]
Posted by ジョージ・フィンチ at 23:51│Comments(0)
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