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【最新ニュース】ロンサム・ジョージの子供、孵化せず

2008年12月08日

写真:ジョージの卵、孵化できず (C)ガラパゴス国立公園局(PNG)

【最新ニュース】ロンサム・ジョージの子供、孵化せず

7月〜8月に産卵が確認されたロンサム・ジョージの卵ですが、孵
卵器に入れられていた8個の卵、全てが孵化できなかったことが
分かりました。ガラパゴス国立公園局のプレスリリースで明らかになり
ました。

通常の孵化期間である120-130日を過ぎ、公園職員と研究者が卵
の中を確認したところ、受精に失敗していたことが分かったということ
です。卵の中は、発生の兆候もなかったとのことです。

孵卵器には、9月に産卵した2個の卵が残っているというこ
とですが、今回孵化しなかった卵と同様、望みは薄いということです。

ダーウィン研究所のグラハム・ワトキンス所長のコメントです。
「今回のことは、これまで我々が歩んできた50年の活動の中の一
プロセスにすぎないということを、我々は分かっています。特にゾウガ
メのように、長寿の生物にとっては。(残念だが気長にやるしかない)」

ダーウィン研究所で長年ジョージの繁殖に取り組んできた研究者リン
ダ・ケイヨット博士のコメントです。
「全てが失われたわけではありません。最初から、卵が受精していない
可能性は考えていましたし、今現実となりました。我々はただ挑み続け
るのみです。今後、ジョージの檻の中に、エスパニョラ島のメスガメを
入れることも考えられます。エスパニョラ島亜種は、今檻の中に入って
いるイサベラ島・ウォルフ火山亜種(♀)より、遺伝的にジョージの
亜種に近いことが分かっています。これは今後進められるでしょう。ガ
ラパゴスで研究をする我々は、ただ前に進み、そして待つのみです。」

一方、9月に、絶滅したゾウガメ亜種の遺伝子を持つ個体を、別
の島で発見した米国の研究者らは、
http://galanews.ti-da.net/e2304821.html

更なる可能性を求め、イサベラ島ウォルフ火山に再度調査に入ったとい
うことです。
この火山では昨年、ピンタ島亜種の遺伝子を半分持つゾウガメが見つ
かっており、ジョージと同じ亜種が発見される可能性も、あります。
[事務局TO]




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Posted by ジョージ・フィンチ at 14:55│Comments(0)最新ニュース
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