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【最新ニュース】京都賞にグラント博士夫妻!

2009年06月20日

(財)稲盛財団が科学や技術、文化に著しい貢献をした方におくる
「京都賞」。本年の第25回基礎科学部門の受賞者に、ガラパゴス諸島
での進化の研究から素晴らしい業績を残した、ピーター&ローズマリー
・グラント博士が選ばれました。
※受賞の詳細は、以下の稲盛財団HPをどうぞ
http://www.inamori-f.or.jp/ja_kp_lau_thi.html

今朝、ガラパゴス現地、ダーウィン財団(CDF)から以下のプレス
リリースが出ましたので、ご紹介します。

==
6月19日 サンタクルス島、プエルトアヨラ

祝、ピーター&ローズマリー・グラント博士の京都賞受賞

CDFは、本日日本の稲盛財団からグラント博士夫妻へ贈られることが決
定した京都賞について、心から祝意を表したいと思います。グラント夫
妻は名高い科学者であると共に、我々チャールズ・ダーウィン財団(CDF)
General Assemblyメンバーでもあります。本賞は、ノーベル賞にも値す
る日本の賞で、哲学、芸術、科学、技術の分野で著しい業績を残した人
に与えられる国際賞です。

グラント夫妻は、30年以上ガラパゴスにおける進化生物学の分野で
研究を続けてきました。一般の方々には、ピューリッツァー賞を受賞
した「フィンチの嘴(くちばし)」という本の主人公として知られて
いるかもしれません。

ガラパゴス諸島での研究で、夫妻は、フィンチのクチバシのサイズが、
様々な変数の範囲(環境)に応じて変化することを観察し、フィンチに
おける進化がどのように起きたのかを検証しました。

我々CDFと夫妻との関係は長く、博士の大きなブレイクスルーに、
微力ながら協力できたことを、今回の受賞を通して大変誇りに思い
ます。

ピーター、ローズマリー、本当におめでとう!
==
続報は入り次第、またここでお知らせします。

ガラパゴスにはグラント夫妻の研究をはじめ、現在研究・調査中の進化
現象がまだまだあります。また、人間の入っていない隔離された手付か
ずの自然が残っていることも、野外研究の重要な要素です。科学の知が
詰まった諸島を保全することは、人類の知の財産の保全に繋がります。
先日、「ダーウィンフィンチが絶滅危惧種(CR)に」という記事を紹介し
ましたが、
http://galanews.ti-da.net/e2506965.html
この受賞を機に、日本のみならず世界中での、ガラパゴス保全への理解
が深まることを願ってやみません。
[JAGA理事O]

※訂正:稲盛財団を「稲森」財団と誤表記しておりました。
 お詫びして訂正いたします。(6/22)


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Posted by ジョージ・フィンチ at 13:29│Comments(0)最新ニュース
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